No.13|ETFってなに?:同じ“投信仲間”のちょっと違う姿

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「ETF」って、どこか難しそうに聞こえる

投資を調べていると、よく出てくる言葉があります。
「ETF(イー・ティー・エフ)」

「上場投資信託」と説明されても、正直よく分かりませんでした。
投資信託とどこが違うのか、いまいちイメージがつかめなかったんです。

けれど少しずつ調べていくうちに、
ETFは投資信託の“仲間”でありながら、
「動き方」が少し違う仕組みだと分かってきました。


ETFは「上場している投資信託」

ETFの正式名称は Exchange Traded Fund(上場投資信託)
名前の通り、証券取引所に上場している投資信託です。

つまり、投資信託が「まとめて買える投資商品」だとすれば、
ETFは「その投資信託を株のように売買できる形」にしたもの。

どちらも中身は似ています。
たとえば、S&P500に連動するETFも、
オルカンのような“全世界株式”のETFもあります。

違うのは、「いつ・どこで・どうやって買うか」。
投資信託が1日1回の価格(基準価額)で取引されるのに対し、
ETFは株と同じようにリアルタイムで売買できるのです。


「箱の中身」は同じ、けれど動き方が違う

ETFも投資信託も、
中身は「株や債券などをまとめて運用する大きな箱」。

ただし、ETFはその箱自体が市場に並び、
投資家が自由に売ったり買ったりできるようになっています。

  • 投資信託 → 毎日、運用会社に注文する(1日1回の値段)
  • ETF → 証券取引所で、その場で売買できる

たとえば、日中に株価が大きく動いたとき、
ETFならそのタイミングで売る・買うを判断できます。
一方、投資信託はその日の終値でまとめて取引されます。

つまりETFは、
「投資信託の便利な形」とも言えるのかもしれません。


コストと手間の違いを整理してみる

ETFは、運用コスト(信託報酬)が
投資信託よりもやや安い傾向にあります。
理由は、証券取引所を通して自動的に売買が成立するため。

ただし、ETFには「売買手数料」がかかる場合があります。
投資信託のように積立設定が自動でできない点も特徴です。

比較項目投資信託ETF
購入方法証券会社・銀行で注文証券取引所でリアルタイム売買
価格決定1日1回(基準価額)市場の価格(株のように変動)
手数料販売手数料・信託報酬売買手数料・信託報酬(低め)
積立設定できる基本できない(自分で取引)

ETFは“自分で操作する投資信託”というイメージ。
そのぶん自由度があり、上級者にも人気があります。


「動かす」か「任せる」かのちがい

投資信託は、「任せて積み立てる」のが得意。
ETFは、「自分で動かす」のが得意。

どちらが上という話ではありません。
ETFはリアルタイムで取引できるぶん、
市場の動きを把握している人に向いています。

一方で、積立NISAなど“ほったらかし投資”をしたい人には、
自動で積立できる投資信託の方が続けやすい。

同じ仲間でも、性格が少し違う。
それぞれの「使いどころ」を知っておくと、
自分の投資スタイルが見えてきます。


「仕組みを知る」と安心できる

ETFを知って感じたのは、
「仕組みを理解するだけで、不安が減る」ということ。

投資信託もETFも、目的は同じです。
どちらも、時間を味方にして資産を育てる道具

仕組みを知ることで、
「何を選んでも、ちゃんと意味がある」と思えるようになりました。

ETFを通して、
“お金の働かせ方にはいろんな形がある”ことを
少しだけ実感できた気がします。

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