No.24|分散投資とは?:卵を分ける3つの軸

目次

「卵を一つのカゴに盛るな」ということわざ

投資について調べていると、よくこんな言葉を見かけました。

「卵を一つのカゴに盛るな」

最初は、「なぜ急に卵?」と思ったのですが、
その意味を知ったとき、すっと納得しました。

たとえば、10個の卵を全部一つのカゴに入れていたとします。

もしそのカゴを落としてしまったら──
全部の卵が割れてしまいます。

けれど、5つずつ2つのカゴに分けていたら?
一つのカゴを落としても、残りの5つは無事です。

これが、分散投資の基本的な考え方だと知りました。

すべてを一つに集中させるのではなく、
いくつかに分けておくことで、リスクを減らす。

シンプルだけれど、とても大切なことだと思いました。


分散投資には「3つの軸」がある

調べていくうちに、分散投資には主に3つの軸があると分かりました。

  1. 地域の分散:いろいろな国に投資する
  2. 資産の分散:株式・債券・不動産など、種類を分ける
  3. 時間の分散:買うタイミングを分ける

この3つをうまく組み合わせることで、
一つが崩れても、他が支えてくれる。

そんな支え合う設計を作ることができるのです。


地域の分散:世界に広げる

まず一つ目が、地域の分散です。

たとえば、日本の企業にだけ投資していたとします。

もし日本経済が大きく落ち込んだら、
投資全体も大きく影響を受けてしまいます。

けれど、アメリカや欧州、新興国など、
いろいろな国に分けて投資していたら?

日本が下がっても、他の国が上がれば、
全体としてはバランスが保たれるかもしれません。

最近知ったのですが、
「オルカン(全世界株式)」という投資信託は、
世界中の企業に少しずつ投資する商品です。

一つの商品で、地域の分散ができる。

そのシンプルさに、少し驚きました。


資産の分散:種類を分ける

二つ目が、資産の分散です。

投資できるものには、いろいろな種類があります。

  • 株式:企業の成長に期待する
  • 債券:国や企業にお金を貸して、利息を受け取る
  • 不動産:土地や建物に投資する
  • 金(ゴールド):安全資産として持つ

それぞれ、値動きの特徴が違います。

たとえば、株式は大きく上がるけれど、下がるときも大きい。
反対に、債券は安定しているけれど、大きくは増えない。

この特徴の違いを活かして、いくつかの資産に分けておく。

そうすることで、一つが崩れても、
他が支えてくれる可能性が高まります。

偏らず、バランスを取る。

それが、資産の分散だと理解しました。


時間の分散:買うタイミングを分ける

そして三つ目が、時間の分散です。

これは、No.21・22で書いた「つみたて投資」そのものです。

一度にまとめて買うのではなく、
毎月少しずつ、時間をかけて買い続ける。

相場には波があります。
高いときもあれば、安いときもある。

けれど、時間を分けて買うことで、
その波をやわらげることができます。

たとえば、今月は高くて少ししか買えなかったとしても、
来月下がれば、たくさん買える。

その繰り返しが、平均購入価格を整えてくれる。

時間の分散は、タイミングを気にしなくていい安心感を与えてくれます。


ひとつが崩れても、支え合う設計

分散投資の良さは、
ひとつが崩れても、全体が守られることだと思います。

たとえば──

日本の株式が下がっても、アメリカが上がれば、バランスが保たれる。
株式が下がっても、債券が安定していれば、全体の損失を抑えられる。
高いときに買ってしまっても、時間をかけて平均化できる。

どれか一つに頼るのではなく、
いくつかを組み合わせることで、
リスクを分けて、安心を作る。

それが、分散投資の考え方です。


「全部に少しずつ」という考え方

分散投資について調べていて感じたのは、
「全部に少しずつ」という考え方の安心感でした。

一つの企業や国に集中させると、
「この選択が正しいのだろうか」と不安になりそうです。

けれど、世界中に分散していれば、
世界全体の成長を信じればいい。

そう考えると、少し気持ちが楽になる気がします。

もちろん、分散していても、すべてが下がることはあるかもしれません。
それでも、集中させているよりは、波が小さくなるはずです。

偏らず、広げて、長く持つ。

調べてみて、それが投資の基本なのかもしれないと思いました。


つみたて × 分散 = 安心の仕組み

No.21〜24まで、「つみたて」と「分散」について整理してきました。

この二つを組み合わせると──

安心して続けられる仕組みができあがるようです。

  • 少しずつ買い続けることで、タイミングを気にしなくていい(時間の分散)
  • 世界中に広げることで、一つに依存しない(地域の分散)
  • いろいろな資産を持つことで、バランスを保つ(資産の分散)

投資は、派手なことをしなくても、
地味な仕組みを積み重ねることで、安心を作れる。

調べてみて、そのことが少しずつ分かってきました。

目次