毎日、数字を見てしまう
投資を始めると、きっとこうなる気がします。
毎日、資産状況を確認してしまう。
「今日は増えてるかな?」
「あれ、減ってる…」
そうやって一喜一憂してしまう。
何となく思うのは、これが投資を続けにくくする原因のひとつだということ。
だからこそ、数字との付き合い方をあらかじめ考えておきたいと思いました。
「余裕資金」の感覚は人それぞれ
投資でよく言われるのが、「余裕資金で始めましょう」という言葉。
でも、「余裕資金」って、人によって違いますよね。
たとえば──
- 100円減っても平気だけど、1,000円減ると気になる。
- 1万円は大丈夫だけど、10万円だと不安になる。
この「平気な感覚」は、収入や貯金額だけでなく、性格や価値観によっても変わります。
大切なのは、自分にとっての「気にならない金額」を見つけること。それが、本当の意味での余裕資金なのかもしれません。
「目的」を見ていれば、数字に振り回されない
損益を気にしすぎてしまうのは、「目的」を忘れているからかもしれません。
たとえば、こう考えてみる。
- このお金は、20年後の老後資金のため。だから、今日の数字は関係ない。
- このお金は、子どもの教育費のため。10年後に使えればいい。
「なぜ投資しているのか」を思い出せば、今日の±数千円はあまり意味がないことが分かります。
目的があれば、数字は「目安」であって「結果」ではない。その視点が、心を落ち着かせてくれるはずです。
「見ない」という選択肢
調べていて意外だったのは、「見ない」ことも立派な戦略だということ。
毎日見ていると、どうしても数字の上下に心が揺れてしまいます。上がれば嬉しい、下がれば不安。その繰り返しが疲れを生む。
けれど、つみたて投資は「長期」が前提です。10年後、20年後に使うお金なら、今日の数字を見る必要はありません。
だから──
- 月に1回だけ見る
- 半年に1回だけ見る
- 積立設定したら年に1回だけ見る
こうやって「見る頻度」を決めておくだけで、感情が守られる気がします。
見ないのは「逃げ」ではなく、「感情をコントロールする戦略」です。そう理解すると、少しだけ楽になれるかもしれません。
「長期」で見れば、波は小さくなる
短期的に見ると、株価は激しく動きます。
1日で5%上がったり下がったり、まるでジェットコースターです。
けれど、10年・20年という長い期間で見ると、その波が少しずつ平らになっていくことが多いのです。
つまり──
短期で見るほど、損益が気になる。
長期で見るほど、気にならなくなる。
時間が味方してくれるのは、金額だけでなく、心も。同じ金額を長く持つほど、心が揺れにくくなります。それが、つみたて投資の良さの一つかもしれません。
「比べない」ことも大切
もう一つ、損益を気にしすぎてしまう理由が──「人と比べてしまう」こと。
「あの人は+30%だって」
「自分はまだ+10%しかない…」
でも、投資は競争ではありません。スタート時期も金額も目的も人それぞれ。比べても意味がありません。
大切なのは、自分の目的に向かって進んでいるかどうか。人の成績を見て焦るより、自分のペースを守ること。それが長く続けるコツです。
「数字」より「仕組み」を信じる
損益を気にしすぎないために最も大切なのは、
「数字」より「仕組み」を信じることかもしれません。
- つみたて投資という仕組み
- ドルコスト平均法という仕組み
- 分散投資という仕組み
これらは短期的には上下しますが、
長期的には成果を出しやすいとされています。
仕組みを信じて淡々と続ける。
数字を追いかけるのではなく、自分で決めたルールを守る──それが損益に振り回されない生き方です。
「気にしすぎない」は、練習が必要
正直に言うと、
「損益を気にしすぎない」ことは簡単ではありません。
数字が減っていたら不安になる。増えていたら嬉しくなる。それは自然な感情です。
でも、以下を意識しておくだけで、少し冷静でいられるようになります。
- 自分の余裕資金の感覚を知る
- 目的を忘れない
- 見る頻度を決める
- 比べない
- 仕組みを信じる
損益を気にしないことは練習が必要。しかし、その練習こそが投資を「続ける力」になります。
数字ではなく、目的を見る。
それが、私にとっての「ちょうどいい投資」です。
