「記録って、つけるべきなの?」
投資について調べていると、よく目にする言葉があります。
「投資日記をつけましょう」
最初は、「何を書けばいいんだろう」と思いました。
数字を記録するのか、それとも感じたことを書くのか。
調べてみると、多くの人が「記録をつけている」そうです。
考えてみれば、旅行のあとに写真を見返すと、
そのときの気持ちまで思い出せますよね。
投資の記録も、それと似ているのかもしれません。
数字ではなく、そのときの心を残しておくこと。
それが、長く続けるための支えになるのだと思います。
「数字の羅列」は続かない
記録について調べていて分かったのは、
「数字だけの記録は、続きにくい」ということ。
たとえば、日付と金額と損益だけを淡々と書いていく。
そうすると、数字の上下に一喜一憂してしまい、見るたびに心が揺れてしまうそうです。
「今月は増えた」「今月は減った」
その繰り返しが、かえってストレスになることもある。
調べていて思ったのは、
記録の目的は「成績をつけること」ではないのかもしれない、ということ。
記録の本当の目的は「振り返り」
では、何のために記録をつけるのか。
調べてみると、記録の本当の目的は──
「振り返って、自分を知ること」なのだそうです。
たとえば──
- どんなときに、不安になったか
- どんなときに、焦ってしまったか
- どんな気持ちで、続けることができたか
こういう「心の動き」を記録しておくこと。
それが、投資を長く続けるための支えになるそうです。
数字は証券会社の画面で見られます。
けれど、そのとき自分が何を感じたかは、記録しておかないと忘れてしまう。
「感じたことノート」という方法
調べていて、こんな記録の方法を知りました。
「感じたことノート」という考え方。
これは、数字を書くのではなく、
「感じたこと」「気づいたこと」を自由に書く方法です。
たとえば──
「今月は相場が下がった。最初は不安だったけれど、
‘安く買える期間’だと思い直すことができた。
焦らずに積立を続けられた自分を、少しだけ褒めたい」
こんなふうに、自分の言葉で記録する。
「自分との対話」を残しておく。
それが、感じたことノート方式なのかもしれません。
記録は「未来の自分」への手紙
調べていて、印象に残った言葉があります。
「記録は、未来の自分への手紙」
1年後、2年後に読み返したとき、
「あのとき、こう考えたんだな」
「あのとき、こう感じたんだな」
と振り返ることができる。
それが、自分の成長を実感する瞬間になるそうです。
数字は忘れてもいい。
けれど、心の動きは、記録しておかないと忘れてしまう。
だからこそ、書いておく価値があるのだと思います。
そう考えると、記録をつける意味が少し見えてきました。
書く内容は、シンプルでいい
調べてみて分かったのは、
記録はシンプルでいいということ。
たとえば、こんなシンプルな項目だけでもいいそうです──
- 今月、何を感じたか
(不安、安心、焦り、落ち着きなど) - どんな行動をしたか
(積立を続けた、見なかった、調べたなど) - 気づいたこと・学んだこと
(〜ということが分かった、〜と思えるようになった)
これだけで十分なのかもしれません。
大切なのは、「続けられる量」であること。
完璧な記録より、小さくても続く記録の方が、価値があるのだと思います。
「書かない月」があってもいい
もう一つ、調べていて安心したことがあります。
それは──「書かない月」があってもいいということ。
記録は、義務ではありません。
書きたいときに書く。書きたくないときは、書かない。
それでいいそうです。
投資は、長く続けるものです。
記録も、無理なく、自分のペースで。
完璧を目指すより、続けられる形を探すこと。
それが、記録をつけるコツなのかもしれません。
記録は「整理」のための道具
記録は、「整理」のための道具なのだと。
頭の中にあるものを、言葉にして、書き出すことで、
心が整う。
数字を追いかけるのではなく、
自分の心を見つめる。
それが、投資の記録の本当の意味なのかもしれません。
記録は、自分との対話
投資は、お金を育てることでもあり、
自分を知ることでもある。
そう考えると、記録をつけることは、
自分との対話を続けることなのだと思います。
数字ではなく、感じたことを。
完璧じゃなくても、自分の言葉で、少しずつ。
1年後に読み返したとき、
「あのとき、こう感じていたんだな」と振り返られるように。
記録をつけることが、長く続けるための、
静かな支えになるのかもしれません。
