「利益が出たら、どうすればいいんだろう」
投資について調べていると、
下がったときの話はたくさん出てくるのに、
上がったときの話は、意外と少ない気がします。
「利益が出たら、嬉しい」
それは当たり前なんですけど──
「じゃあ、そのお金、どうする?」
「売ったほうがいいの?」
「それとも、持ち続けるべき?」
考えてみると、利益が出たときも、
判断に迷う場面なのかもしれません。
だからこそ、あらかじめ考えておきたいと思いました。
「利益確定」という言葉の重み
投資の世界には、「利益確定」という言葉があります。
値上がりしたときに売って、
利益を確定させるという意味です。
たとえば、10万円で買った投資信託が、
15万円になったとします。
このとき、5万円の利益が「出ている」けれど、
まだ売っていないので「確定していない」。
売って初めて、その5万円が本当に自分のものになる。
調べていて分かったのは、
「増えた=儲かった」ではないということ。
売らない限り、それは「含み益」であって、
また下がる可能性もある。
利益確定とは、「今ここで区切りをつける」という選択なのかもしれません。
「売る理由」があるなら、売ってもいい
では、利益が出たとき、売るべきなのか。
調べてみて思ったのは──
「売る理由」があるなら、売ってもいいということ。
- 目標金額に達した
- そのお金を使う予定ができた
- 投資の目的が達成された
こういう「理由」があるなら、
売って利益を確定させるのは、自然な選択だと思います。
投資は、増やすことが目的ではなく、
使うために整えているのだから。
けれど、もし「ただ数字が増えたから」という理由だけなら、
慌てて売る必要はないのかもしれません。
「もっと上がるかも」という欲望
利益が出たとき、もう一つ考えてしまうのが──
「もっと上がるかもしれない」という気持ち。
15万円になったけれど、
「もしかしたら20万円になるかも」
そう思うと、売るのがもったいなく感じてしまう。
でも、調べてみると、
この「欲」が、投資を難しくする原因の一つだそうです。
「もっと上がる」と思って持ち続けていたら、
また下がってしまった。
結局、利益を逃してしまう。
「売り時」を完璧に見極めるのは、ほとんど不可能。
そう理解しておくだけで、
少しだけ、欲から自由になれる気がします。
「育て続ける」という選択肢
一方で、売らずに「育て続ける」という考え方もあります。
つみたて投資の基本は、長期保有です。
目的が「20年後の老後資金」だとしたら、
途中で利益が出ても、売る必要はない。
そのまま持ち続けて、さらに育てていく。
調べていて知ったのは、
長期投資の成果の多くは、
「持ち続けた期間」から生まれるということ。
一時的に利益が出たからといって売ってしまうと、
その後の成長を逃してしまうかもしれない。
「売らない勇気」も、投資には必要なのだと思いました。
「一部だけ売る」という中間の選択
売るか、持ち続けるか。
この二択で悩んだとき、
「一部だけ売る」という選択肢もあるそうです。
たとえば、15万円になった投資信託のうち、
5万円分だけ売って、残りは持ち続ける。
こうすることで──
- 利益の一部は確定できる(安心)
- 残りは育て続けられる(成長)
「どちらか」ではなく、「どちらも」。
調べてみて、そういう柔軟な考え方もあるのだと知りました。
「判断軸」を決めておく
利益が出たとき、いちばん大切なのは──
自分の判断軸を決めておくことだと思います。
- 「目標金額に達したら売る」
- 「使う予定ができるまで持ち続ける」
- 「10年間は絶対に売らない」
どれが正しいかは、人それぞれ。
けれど、あらかじめ決めておけば、
そのときの感情に流されずに済む。
投資は、完璧なタイミングを狙うことではなく、
自分で決めたルールを守ること。
それが、長く続けるコツなのかもしれません。
「使うために整える」という目的
最近、私はこう考えるようになりました。
投資は、「増やすため」ではなく「使うために整える」のだと。
利益が出たとき、
それを確定させるのも、育て続けるのも、
どちらも「未来の自分のため」の選択。
大切なのは、
「なぜそのお金を動かしているのか」を忘れないこと。
目的があれば、判断に迷ったとき、
そこに戻ってこられます。
利益が出たら嬉しい。
でも、その嬉しさに流されず、
自分が決めた道を歩き続ける。
それが、投資を自分のものにすることなのかもしれません。
