「お金を働かせる」って、どういうこと?
「投資って、お金を働かせることです」
そう聞いても、正直ピンとこない人が多いと思います。
私もまったくピンと来ていません。実はいまもです。
お金は働かないし、汗もかかない。
だから「働かせる」といわれても、どこか不思議ですよね。
でも最近、こんなふうに考えるようになりました。
たとえば、財布の中の1万円札。
貯金箱に入れておけば静かに眠ったままだけれど、
投資をすると、その1万円が外の世界に出ていく。
そして、どこかの誰かの活動を支えるようになる。
「働く」というより、
「旅に出る」に近いのかもしれません。
応援する気持ちも、投資のひとつ
最近だと、クラウドファンディングってありますよね。
「この商品を作りたい」「地域を元気にしたい」という想いに共感して、
少しだけお金を出す。
あれも投資のひとつなんだと、調べていて気づきました。
たとえば、友人がカフェを開くときに「応援したい」と思って少し出資する。
もしそのお店がうまくいったら、あなたにも少し戻ってくるかもしれない。
投資って、お金を増やすというより、
お金に“役割”を与える行動なのかもしれません。
誰かの挑戦に、お金という形で参加する。
そう考えると、少し身近に感じられます。
投資は「未来におつかいを出す」ようなもの
私は最近、投資を「お金におつかいを頼む」ような感覚で捉えるようになりました。
「少し先の未来に行って、元気になって帰ってきてね」――そんな感じです。
ただし、そのおつかいはうまくいくときもあれば、そうでないときもある。
だからこそ、いきなり大金を渡すのではなく、
最初は“少しずつ”様子を見るくらいの距離感がちょうどいいのかもしれません。
お金は、貯めておくと安心をくれます。
でも同時に、動かすことで価値を持つ側面もある。
動かすというのは、無理に増やすことではなく、
時間と世界に参加させてあげること。
そう考えると、投資って少し優しい響きに変わってきませんか。
貯金との違いは「時間の使い方」
貯金と投資は、どちらも大切な行動だと思います。
ただ、その“時間の向き”が少し違うのかもしれません。
貯金は「今の安心を守る」こと。
投資は「未来の安心を育てる」こと。
たとえば、タンスにお金をしまっておけば安心です。
けれど、時間が経つと物価が上がり、
同じお金でも買えるものが少しずつ減っていくことがある。
そこで、お金をほんの少し外に出して、
“世界に触れさせる”のが投資なのかもしれません。
もちろん、波があるし、すぐに結果は出ない。
でも、その波を感じることで、
自分のお金が“社会とつながっている”ことに気づきます。
投資の目的は「増やす」より「整える」
投資の目的というと「増やすこと」と思われがちですが、
私は最近、少し違うのかもしれないと感じています。
数字を追いかけるよりも、
お金とどう関わるかを整えること。
たとえばニュースを読むとき、
「この出来事は自分の資産にどう関係するんだろう」と考えるようになる。
そうやって視点が増えていくのも、投資の効果のひとつなのかもしれません。
投資を始めると、お金の話が“自分ごと”になります。
応援したい企業ができたり、
世界の出来事が前より少し身近に感じられたり。
投資とは、お金を通して社会を見る練習でもあるのだと思います。
投資は「未来への参加」
投資は、特別な人だけの行動ではないのかもしれません。
誰かの挑戦を信じて、お金という形で未来に関わる。
それが投資の最もシンプルな姿なのかもしれない、と。
私もまだ勉強の途中ですが、
“お金を動かす”ことを通して、
「生き方を考えるきっかけ」をもらっているように思います。
お金を社会に送り出すこと。
貯金は今を守り、投資は未来を育てること。
リターンは“応援の結果”として戻ってくるもの。
どれが正しいかは、まだ私にもわかりません。
ただ、そうやって考え続けることが、
投資の本当の意味なのかもしれませんね。
